東松照明 太陽の鉛筆


先日、京都のギャラリーDOTに6年ぶりに訪問した際に、写真家の中川繁夫さんと岡田悦子さんにお会いした。

お二人には、滋賀で務めていた時に、約2年間教えてもらった。

中川さんは東松さんが京都に来た時に、親交があったらしい。東松さんの話になった。

何年か前に東京で買った東松照明さんの写真集「太陽の鉛筆」を引っ張り出してきた。


東松さんの視線の先にあるものは一体何だろう。


東松さんは、沖縄本島と周辺の島々を撮影していくうちに、日本とは異質な色濃い南方の文化を感じ取ってゆく。

そして、東南アジアや台湾へ向かった先で、文化や風習が沖縄のものと酷似していることを目の当たりにする。

実際、写真を見ているうちにどこの場所の写真なのか分からなくなる。

色鮮やかな衣装や花、なまめかしい形の樹木、祭礼の様子、人々の顔立ちと表情。


どれをとってみても、そこには「確かな何か」が深く根付いているように見える。


それは海を越え、島をめぐり、混ざり合って根付き、やがて花を咲かす。

これから、ぼくは、その“何か”を探す旅へ出ようと思う。


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